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サスティナブルな暮らしをはじめよう

⬛️「サスティナブル Sustainable」とは

最近何かとよく目にする「サスティナブル」。サスティナブルとは「継続可能な」という意味です。今世界中の人たちがサスティナブルな社会の実現、「持続可能な社会」を目指しています。「持続可能な社会」とは、地球の限りある資源を循環させながら大切に使い、未来の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていける社会のことです。

近年では、温暖化や気候変動による異常気象、大災害が世界各地で問題になり、わたしたちが地球のためになにができるのかを考えるきっかけになりました。これから未来を生きていく子どもたちや動物や植物、地球環境のことを考えると、サスティナブルな社会の創造はわたしたちの責任だと感じます。

「サスティナブル」な社会やライフスタイルの実現を目指して、わたしたちが普段の生活から取り入れられる考えや工夫があります。

⬛️「使い捨てをやめる」マイボトル、マイカトラリーを持つ

私は以前からマイボトルを会社に持参していましたが、環境保護の観点からではありませんでした。でも、大好きな「2gether」のサラワット役のブライトくんが、環境保護を真剣に考えていて、自身のブランド「Astro Stuffs※」を作り、ボトルやキャンバストートバッグなどを販売し、環境保護や動物保護団体に寄付している姿を見て、私も「ペットボトルの飲み物を買わない」という意識で、ペットボトルの飲み物を全く買わなくなりました。
※Astro Stuffs
https://astro-stuffs.com/

また、コンビニやスーパーなどで割り箸や、プラスチックの使い捨てスプーンやフォーク、ストローをもらわずに断り、マイカトラリーを使うことも、私たちが日々の生活からできるサスティナブルな暮らしの第一歩です。

割り箸や紙ストローを使うことによる森林伐採、プラスチック製の使い捨てのスプーンやフォーク、ストローを使うことによる海洋プラスチック、マイクロプラスチック問題、ゴミ問題などを考えると、そもそも「マイ箸」を木製やプラスチック製ではなく、サスティナブルな竹素材にしたり、「マイカトラリー」マイスプーンやフォーク、ストローをステンレス製や土に還る素材で作られたものにすることがサスティナブルな選択のひとつです。

しかし、割り箸でいえば、使い捨てにせず「マイ箸」にするだけでも、お箸が木製でもプラスチック製でも、大切に長く利用し、ゴミにしないことで、サスティナブルな選択になります。プラスチック製の商品は、捨てる時にしっかりゴミに出して燃やされれば良いのですが、大量すぎるゴミが適切に焼却されず、川や海に出てしまったプラスチックが2次マイクロプラスチックになるのです。お箸やスプーン、フォークやストローなどを使い捨てにせず、ゴミを減らし、まず今使っているものを大切に長く使うことがサスティナブルで、地球環境に優しい選択です。

⬛️「必要なものを必要な分だけ」フードロス・アパレルロス問題はゼロ・ウェイストを意識する

無駄・ゴミ・浪費をなくす「ゼロ・ウェイスト」は、出たゴミをどう処理するかではなく、そもそもゴミを生み出さないようにしようという考え方です。これは、すべてのものが無駄にされず、地球・自然から得たものがきちんと過不足なく循環している、サスティナブルな社会を目指すものです。

日本で「3R(Reduce リデュース、Re-use リユース、Recycle リサイクル)」などのゴミ削減の指針が提唱されてから長く経ちますが、日本のゴミの排出量自体は減っていないそうです。2008年度以降ほぼ横ばいで、日本のゴミの排出量は、1日あたり1人約1kg。問題視されているフードロス、食品ロスについても減るどころか増加傾向にあるといいます。

24時間営業のコンビニはとても便利ですが、売れ残って大量に廃棄される食品ロスやゴミになるプラスチック製の容器、プラスチック製の容器に入ったお弁当をレンジで温めた時に発生する有害物質を体に取り込んでしまうことを考えると、お弁当を買うなら、注文した分だけを作り、作りたてをそのまま温かく食べられるようなテイクアウトを私は選択します。

また、アパレル廃棄、衣服ロスも問題になっています。アパレル製品の国内の年間供給数は約29億。それに対して消費数は約14億と推定されています。その差、約15億の商品が余剰在庫で大量廃棄されているといいます。最先端のトレンドを取り入れながら、低価格におさえた衣料品を、短いサイクルで大量生産・販売する「ファストファッション」の台頭で、大量生産・大量消費・大量廃棄の悪循環が生まれてしまいました。また、高級ブランドがブランド価値を下げないために値下げしたり、転売したりせず、売れ残った衣服を大量処分していることも問題になりました。

地球の貴重な限りある資源を、未来に残していくために、今までどおりの「作って、買って、捨てる」という無意識の常識を変えていく必要があります。企業は必要とされるものを必要とされる分だけ作り、消費者は必要なものを必要な分だけ買うという考えが、無駄をなくし、ゴミを減らし、浪費をなくし、ゼロ・ウェイストに繋がっていきます。

⬛️「脱プラスチック」無駄なく資源を循環させよう

レジ袋が有料化になり、日本でもエコバッグを使用する方が増えて、コンビニでは70%の方がレジ袋を断るようになったと言われ、脱石油、脱プラスチックへの意識が高まりました。日本のレジ袋の年間消費量は、日本ポリオレフィンフィルム工業組合資料では、2002年当時で約300億枚使われていたという試算があります。政府が強調しているのは、根本的に国内のプラスチックゴミを大幅削減するというよりも、人々のライフスタイルを見直すきっかけとなること。まずは生活に身近で取り組みやすいレジ袋から見直し、ゴミを出さない生活を考える「第一歩」にしようということです。

プラスチック問題について詳しく調べていくと、プラゴミ全体の中に締めるレジ袋の量はとても少ないことがわかります。環境省の「海洋ごみの調査※」では、全国各地に漂着したプラゴミのうちレジ袋、ポリ袋が占める割合はわずか0.3%。ペットボトル等の飲料用ボトル12.7%と比較しても低いというデータがあります。
※環境省「海洋ごみの調査」
http://www.env.go.jp/water/marirne_litter/conf/02_02doukou.pdf

また、経済産業省の委託調査によると、2017年度の素材別容器包装使用量49万7538トンのうち、プラスチック製の袋は8万1867トン、袋を除くプラスチック製の容器包装はその2倍以上の18万7447トン。レジ袋以外のプラスチックゴミを減らす方が重要なのがわかります。

他に、包装資材メーカーの清水化学工業が「脱プラ、脱ポリ、紙袋へ 切り替えをご検討のお客様へ※」という声明を出しています。ポリエチレンは理論上、発生するのは二酸化炭素と水、そして熱で、ダイオキシンなどの有害物質は発生しないこと。また、石油精製時にポリエチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が資源の無駄がなく、エコであること。ポリエチレンは石油をガソリン、重油等に精製した残りや余りものであることなど、あまり知られていないポリ袋の実情について詳しく説明しています。
※清水化学工業「脱プラ、脱ポリ、紙袋へ 切り替えをご検討のお客様へ」
http://www.shimizu-chem.co.jp/message.html

私は、日々の生活で出るゴミやペットのエチケット袋として、ポリ袋を使っているので、レジ袋をエコバックに変えても、結局ポリ袋を購入しています。しかし、ポリ袋もある意味エコならば、必要な分だけポリ袋を購入して使うことは、余分な資源は使わないサスティナブルな選択になります。

プラスチックに頼りすぎてきたこれまでを反省し、これからは、やはり「必要な分を必要な分だけ」余分な資源は使わないこと。プラスチックを止めて、紙製や木製に頼りすぎるのも、森林伐採による自然環境破壊や生態系への影響、地球温暖化が懸念されますので、資源は偏りがないように、地球のあらゆる資源をバランスよく必要な分だけ使い、リサイクルし、無駄なく資源を循環させていくことが、サスティナブルな社会の実現に繋がると考えます。

⬛️あなたのサスティナブルな選択が世界を変える

「サスティナブル」な社会やライフスタイルの実現を目指して、わたしたちが普段の生活から取り入れられる考えや工夫をご紹介してきましたが、すべてを変えるのではなく、まずは無理なくできることから少しずつ取り入れていくことをおすすめします。

サスティナブルな暮らしに囚われすぎるのもあまり良くありません。あなたの今の生活環境や精神状態、健康状態が良くなければ、未来や地球のことを大切に考えることは難しいでしょう。簡単に楽しくできることから少しずつはじめてみてください。

サスティナブルを意識的に選択していくという、これからのあなたの選択が、世界を変えていく誇りと自信を持って、小さなことからでも少しずつ変えていきましょう。そのあなたの選択がいつかたくさんの誰かを笑顔にし、未来の人や自然、動物、地球を守っていくに違いありません。私たちにできることは小さくても行動を起こすことです。

evaetlilitでは、プラスチックフリー、ゼロウェイストを目指し、衛生的で安全な、半永久的に繰り返し使えるステンレス製のカトラリーセットやストロー、ボトルなどのサスティナブルグッズを販売しております。プラスチックスプーン・フォーク・ストロー、ペットボトル、お箸などの使い捨てをやめましょう!

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